闘病生活一言コーナー

尿管癌にかかって・・・水野英雄

 2009年10月のある日、突然尿の色が何となく赤いなぁ-と思ったのが最初で、不安を感じながらもしばらく様子を見ていました。  

その後2~3日は異常が無く、少し安心していた所、翌日にははっきりと血尿と分かる、どす黒い尿が出て、頭の中が真っ白になってしまいました。

 

これはただ事では無いとな感じ、泌尿科で検査を受ける事に。尿検査と膀胱の内視鏡検査を受けましたが、膀胱は問題が無いとの事でしたが、二週間後に受けたCT検査で、尿管に腫瘍らしき物の有ることが判明して、精密検査を受けるため入院する事になりました。

 

入院検査の結果、腫瘍らしき物は左側の尿管癌と診断されました。

手術は6時間程度で終了し、2週間の入院で無事退院する事が出来ました。退院後は、3ケ月毎の定期検診を受けていますが、現在の所再発等の異常は見つかっておりません。

 

今は、二人に一人が癌にかかると言われていますので、健康診断は必ず受診すべきです。

出来れば人間ドックが一番良いのですが、市、健康組合の健康診断でも良いので、病気の

早期発見のために最低限年に一回は、受診した方が良いと痛切に思っています。


前立腺 摘出手術を受けて・・・中小路一夫

上越市の健康診断で、前立腺特異抗原の数値が3.50ng/ml とやや高めの値が出ました。

先生から大きな病院での再検査を勧められ、早々に病院で血液検査と尿検査を受けましたが、数値は 3.50ng/ml と市の検査結果と変わりは有りませんでした。

半年後の検査では値が 5.50ng/ml に上昇し、一年後の検査では7.50ng/mlと値が急激に高くなっていました。

 

2009年12月に検査入院し、細胞検査した結果、悪性の前立腺癌と診断されました。

                

癌告知を受けたときは、目の前が真っ暗になり、『 これで、私の人生は終わった 』 と思いました。

 手術のため 再入院し、2週間後に退院しました。

 

友人に「退院して元気になったら、体を動かす何かに打ち込みたい」と、相談したところ、社交ダンスを勧められました。

幸いにも、退院後は癌手術の後遺症はほとんど無く、日々元気に動けるようになったので、2010年4月から、「これからは前向きに、新しいことにもチャレンジして、積極的に元気に生きよう」 と発奮し、社交ダンスにチャレンジを始めました。

2年間取り組んだ結果、今年 7月にはメダルテストでスタンダード種目一級を取得し、現在は12月のラテン種目一級取得を目標にして、週に3回楽しくダンスに励んでいます。


偶然の早期発見で命拾い(腎臓癌) ・・・ 塚田正明

2005年12月30日朝7時30分頃、貧血で意識を失い倒れ救急車で近くの病院へ運ばれ、CT検査の結果、胃潰瘍と診断されました。

 その検査で偶然にも右の腎臓に3cm程の腫瘍の有る事が解りました。 その為、まず胃潰瘍の治療を済ませてから、腎臓癌の摘出手術を受けることになりました。

 

胃潰瘍の治療に40日間かかりましたが、苦しく辛い入院闘病生活でした。

その後、自宅で2週間静養して体力を付け、2月20日に新潟県立中央病院へ腎臓癌摘出手術のため入院しました。

そこでのCT検査では腎臓の腫瘍は、すでに5cm程に大きくなっていましたので、手術の日を2月23日に決め、担当医と相談し全摘出に決めました。

 

手術は5時間程で終了し、2週間の入院で3月5日に退院しました。

その後5年間は、尿・血液検査を3ヶ月に1回、CT検査を6ヶ月に1回行ってきましたが、転移/再発は無く、今年からは全検査が、1年に1回で済むようになりました。

 

今でも、頚南病院の先生から「あなたは運の良い人ですね」と言われます。

            [ 教  訓 ]

     ① 定期健診は必ず受けよう(早期発見)

     ② 便の色をチェックしよう(黒い便は要注意)

        * 黒い便 ・・・ 腸から前の臓器からの出血の可能性有り

        * 赤い便 ・・・ 腸から後の臓器からの出血の可能性有り